EC2からOracleにダンプファイルを転送する~ほぼ準備編~【AWS】

EC2上にあるダンプファイルを、RDS for Oracleに転送する手順を紹介します。
転送に関しては、他の記事を参考にしております。
・EC2上のダンプファイルをRDS for Oracleに転送する方法が知りたい人

記事の目次
DBIモジュールのインストール
まず初めにDBIモジュールをインストールします。
sudo yum install perl-ExtUtils-MakeMaker perl-DBI gcc

perlのインストール
RDSに転送するためにPerlを使用するため、Perlのインストールを行います。
sudo yum install perl

Oracleホームディレクトリの作成
次にEC2にログインしてOracle資材ディレクトリを作成します
※作成済みの人は適宜読み替えてください。
mkdir /opt/oracle
SQLPLusのインストール
下記の記事で紹介しているため、こちらでは割愛します。
Oracleのその他資材のインストール
Oracle Instant Clientは最終的に下記4つの資材が必要なのですが
・oracle-instantclient12.2-basic
・oracle-instantclient12.2-sqlplus
・oracle-instantclient-tools
・oracle-instantclient-devel
インストールしていない、下記の資材を追加でインストールします。
(すでにインストール済みであれば不要)
・oracle-instantclient-tools
・oracle-instantclient-devel
Oracle資材のダウンロード
下記リンク先に移動して、対象の資材をダウンロードします。
https://www.oracle.com/jp/database/technologies/instant-client/linux-x86-64-downloads.html
参照:Linux x86-64用Oracle Instant Clientダウンロード
今回はバージョン21のrpmパッケージをダウンロードしていきます。

今回はインストール必要な下記資材を順次ダウンロード
oracle-instantclient-tools-21.11.0.0.0-1.el8.x86_64.rpm
oracle-instantclient-devel-21.11.0.0.0-1.x86_64.rpm


Oracle資材のインストール
上記で取得した資材をEC2上の/opt/oracleに転送します。
※お使いのSCPソフト(Transmitなど)をご使用ください。
EC2にSSH接続してインストール
cd /opt/oracle/
sudo yum localinstall oracle-instantclient-devel-21.11.0.0.0-1.el8.x86_64.rpm
sudo yum localinstall oracle-instantclient-tools-21.11.0.0.0-1.el8.x86_64.rpm

OracleDBDモジュールのダウンロード
OracledBDモジュールを下記サイト(CPAN)からDBD-Oracle-1.90をダウンロードします。
CPAN:Index of /modules/by-module/DBD

ダウンロードが完了したら、先ほどと同様にEC2の/opt/oracleに転送後
DBDモジュールを展開します。
sudo tar xzf DBD-Oracle-1.90.tar.gz
makeモジュールのインストール
先ほど展開したDBD-Oracle-x.xxに移動しパールモジュールのインストールを行います。
わかりにくいですが「Writing Makefile for DBD::Oracle」と出ていればOKです。
cd DBD-Oracle-1.90
perl Makefile.PL

次にソフトウェアやライブラリをシステムにインストールします。
sudo make install

以上で、事前準備完了です。
EC2からRDS for Oracleに転送
転送するperlファイルを作成します、下記サイトを参考(というかほぼコピペ)して
転送ファイルを作成/転送してください。
https://dev.classmethod.jp/articles/transfer-data-pump-file-to-rds-instace/
参考:[AWS] Data Pump のダンプファイルをRDS for Oracle インスタンスへ転送する
以上です。参考になれば幸いです。